こんにちは。
北海道にあたらしい小学校をつくるために活動している
『 北海道に自由な小学校をつくる会 』と申します。
まずは、この会が発足した経緯をお話ししたいと思います。
北海道に「自由な小学校」をつくる会は、
現役高校地歴経論である 細田孝哉(以下、さん付け)が代表となり、
認定NPO法人「北海道自由が丘学園」代表理事である 吉野正敏(以下、さん付け)
とふたりで、4年ほど前から、説明会を行うなどの活動をスタートさせました。
さかのぼって、
吉野さんが代表理事である北海道自由が丘学園について・・・
北海道自由が丘学園は、
90年代後半に破綻前の夕張市の鹿の谷小学校の校舎を借りて、
中学校の実践教育を6年間行っていました。
その実践は、当時発生した北海道拓殖銀行の破綻という事情もあり
6年間で幕を閉じましたが、当時のメンバーはそれぞれ拠点を移し、
現在もそれぞれの思う教育実践を行っています。
北海道自由が丘学園は夕張市の破綻後、札幌の月寒に拠点を移し、
まだフリースクールという言葉が世に知られる前のその頃から、
【学校に合わない子どもたちの学びの場】
【子どもたちが主人公 = 学び成長する主体者】
として、教育の実践を続けてきました。
それは、札幌に拠点を移して16年、今も変わらず続いています。
4年前、その吉野さんに細田さんが、
「故・鈴木先生の想いを継承し、自由な小学校をつくる活動をしたい!」 (※ 故・鈴木秀一先生は、北海道大学の名誉教授であり、NPO法人創立者のひとりです。)
と、相談。 細田さんは、NPO法人の理事のひとりでもあり、
この学園の教育実践や思想を共有している仲間のひとりでした。
鈴木先生の「北の大地に自由と協同の学校を!」という言葉を、
細田さんも吉野さんも片時も忘れずに、
長い間それぞれの道を歩んでいたのです。
そして、細田さんの問いかけに吉野さんは、
「やってみたらいいじゃないか。全面的にサポートする。」
と応え、活動を開始。
開催した第1回目の説明会は、小さな部屋で行われました。
しかし、そこに集まったのはたった5人だけ。
ひとりは小学校入学前のお子さんがいるお母さん、
もうひとりは不登校のお子さん向けの塾経営者、
あとのおふたりは細田さんの友人である教師。
そして残るひとりは、現在、会の活動推進責任者をしている
綿谷千春(以下、さん付け)でした。
当時綿谷さんは、既存の学校に疑問だらけで、
ただ漠然と「学校をつくりたい!」と思っていたそうです。
第1回目の説明会で、モデル校である「きのくに子どもの村学園」の話しを聞き、
映像を観て、
「こんな学校をつくりたい!」 「北海道につくろう!」
と、ただ漠然としていた夢が、目標に変わったのだそうです。
しかし、その時は、細田さんと吉野さんと一緒に行動するという考えはなく、
自分は自分で・・・と2年ほどいろいろと活動されていました。
たまに、吉野さんから説明会開催のお知らせが来ると、
「えらいなぁ。あまり人も参加していないのに、よく続けているなぁ…。」
と思っていたそうです。
それがある日、ふと
「この説明会をわたしが主催して、SNSで呼びかけてみたら、
もっと多くの人に参加してもらえるのではないか。」
と、確信したそうです。
綿谷さんはすぐに吉野さんに連絡。
「どんなことになるのか?あなたを信じていますから。はい、どうぞ。」
と、吉野さんは快諾。
そこから話はとんとん拍子に進んでいきました。
それまで特定のネットワーク内だけに向けて
説明会の案内を出していた細田さんと吉野さんは、
SNSだからってそんなに来るわけないだろう・・・と思っている様子でした。
しかし、綿谷さんが主宰して行った
記念すべき第1回目の説明会(2018年5月19日)には、
予想を遥かに超える40人ほどのひとが集まり、
熱い想いを語り合い、希望に満ちた説明会となったそうです。
そこから、この会の活動は一気に加速しました。
現在、説明会参加者数は、延べ500人。
細田さん、吉野さん、綿谷さんの事務局メンバーを中心に
たくさんの方が『呼びかけ人』としてこの会に関わり、
協力し合い、情報を伝え、拡散し、現在に至っております。
2019年11月4日現在
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